矯正治療の痛みが不安なあなたへ!今すぐできる対処法と安心ポイント

目次

1. 矯正治療中の痛みとは

お子さんの矯正治療を始めると、「どれくらい痛いの?」「痛みが続いたらどうしよう?」と心配になりますよね。

実際、矯正治療は歯を動かして正しい位置に整えるため、どうしても痛みを伴うことがあります。

1-1. 痛みはなぜ起こるの?

矯正治療の痛みの主な原因は、歯に加わる力と、口の中で装置が当たることの2つです。

🔹 歯が動くことによる痛み

矯正装置が歯に力を加えることで、歯の周りの組織に圧力がかかり、軽い炎症が起こります。この炎症が「ズキズキする」「じんわり痛む」といった痛みの原因です。

🔹 矯正装置が口の中に当たることによる痛み

ワイヤーやブラケットが頬の内側や唇に当たって口内炎ができることもあります。

スマナビ先生

矯正治療の痛みは、「歯が動いている証拠」でもあります。痛みがあるからといって異常というわけではないので、過度に心配する必要はありません


1-2. 痛みの種類と感じ方

矯正の痛みは、状況によって異なる種類の痛みが発生します。

💡 歯が動く痛み(鈍い・ジワジワする痛み)

• 矯正装置をつけた直後や、ワイヤーを調整したときに起こる

• じんわりとした痛みが続き、何かを噛むと強く痛む

• 一般的には2~3日がピークで、1週間ほどで落ち着く

💡 食事のときの痛み(噛むとズキッとする)

• 噛む力がかかることで歯の周りの炎症が刺激される

• 硬いものを食べると痛みを感じやすい

• 柔らかい食事を選ぶことで軽減できる

💡 矯正装置が当たる痛み(擦れる・チクチクする)

• ワイヤーやブラケットが口の中の粘膜を刺激する

• 矯正用ワックスを使うと痛みを和らげられる

はるか先生

お子さんが「痛い!」と言っても、どのタイプの痛みなのかを聞いてみることで、適切な対処ができるようになりますよ!


2. 痛みの期間と強さ

「矯正の痛みってどれくらい続くの?」と不安に思う親御さんも多いですよね。

はるか先生

矯正の痛みはずっと続くわけではなく、特定のタイミングで強くなり、その後落ち着くのが一般的です。

2-1. 痛みがピークとなる時期

💡 最も痛みを感じるのは、装置をつけた直後~2,3日後

• ワイヤー矯正:最初のワイヤー装着後、ワイヤーの調整直後

• マウスピース矯正:新しいマウスピースに交換した直後

歯が動き始めることで、歯の周りの骨や歯茎に負担がかかり、一時的に痛みが強くなります。

スマナビ先生

特に装着後の24~48時間が痛みのピークになりやすいです。


2-2. 痛みの持続期間

「この痛み、ずっと続くの?」と心配になりますが、ほとんどの場合、1週間以内に落ち着きます

✅ 一般的な痛みの流れ

タイミング痛みの強さ
矯正装置をつけた直後~2日目★★★★☆(強い痛み)
3日目~1週間★★☆☆☆(軽い痛み)
1週間以降★☆☆☆☆(ほぼ違和感なし)

矯正治療の痛みは、装置を調整するたびに繰り返し感じることがありますが、回数を重ねるごとに慣れていき、痛みの程度も軽くなるのが一般的です。

はるか先生

お子さんが「痛い」と言っても、最初の数日を乗り切れば、徐々に楽になってくることを伝えてあげると安心しやすいですよ!

3. 痛みの緩和方法

お子さんが矯正治療中に「痛い!」と言っていると、親としては何とかしてあげたいですよね。

矯正の痛みは一時的なものですが、できるだけ和らげてあげる方法を知っておくと安心です。


3-1. セルフケアの方法

痛みを和らげるために、今すぐできる方法をいくつか紹介します。

✅ 冷やす

氷を舌で転がしたり、冷たい飲み物を飲むことで炎症を抑えて痛みを和らげることができます。

ただし、氷を直接噛むのはNG!歯に余計な負担がかかってしまうので、口の中でゆっくり転がす程度にしましょう。

✅ 柔らかい食べ物を選ぶ

矯正治療中は、歯が動いている影響で噛むと痛みを感じやすくなります。

特に痛みが強い時は、無理に硬いものを食べずに、柔らかい食事を用意してあげるのがポイント!

おすすめの食事:

• おかゆ・スープ・うどん

• ヨーグルト・プリン

• 卵料理・豆腐

• ふわふわのパン

逆に、硬いせんべいやフランスパン、ナッツなどは避けた方がいいですね。

✅ 痛み止めを活用する

どうしても痛みがつらい場合は、市販の鎮痛剤(ロキソニンやイブプロフェン)を飲むことで和らげることができます。

スマナビ先生

ただし、過剰に使用しすると歯の動きが遅くなる可能性があります。服用する際は、医師や薬剤師の指示に従いましょう。

✅ 矯正用ワックスを使う

ワイヤーやブラケットが頬の内側や舌に当たって痛みを感じる場合は、矯正用ワックスを活用しましょう。

装置の上にワックスをつけることで、チクチクする痛みを軽減できます。

はるか先生

ワックスは歯科医院でもらえることが多いですが、ネットやドラッグストアでも購入可能です。


3-2. 医師に相談すべきタイミング

通常の矯正の痛みは、数日から1週間程度で落ち着きますが、次のような場合は歯科医に相談しましょう

🆘 こんなときは要注意!

✅ 1週間以上、痛みが引かない

✅ 激痛で食事ができない・眠れない

✅ ワイヤーや装置が口内を傷つけて大きな傷ができた

✅ ワイヤーが外れたり、マウスピースが合わなくなった

スマナビ先生

矯正治療では、装置がずれてしまうと痛みが増すこともあるので、「いつもと違うな」と思ったら遠慮せずに歯科医院に相談しましょう!


4. 矯正装置別の痛みの特徴

矯正治療には、ワイヤー矯正マウスピース矯正の2種類があります。

どちらも歯を動かすために力をかけるので痛みはありますが、痛みの感じ方や対処法に違いがあります


4-1. ワイヤー矯正の場合の痛み

🔹 ワイヤー矯正の痛みの特徴

• 装置をつけた直後~2,3日がピーク

• ワイヤーの調整後に再び痛みが出ることがある

• 食事の際、噛むと痛みを感じやすい

• ワイヤーやブラケットが口内に当たり、口内炎ができることがある

💡 痛みを和らげるポイント

✔ 食事は柔らかいものを選ぶ

✔ 矯正用ワックスで装置の当たりをカバーする

✔ 痛みが強い場合は痛み止めを活用する

スマナビ先生

ワイヤー矯正の場合、調整のたびに痛みが発生することがありますが、回数を重ねるごとに痛みに慣れてくるので、過度に心配する必要はありません。


4-2. マウスピース矯正の場合の痛み

🔹 マウスピース矯正の痛みの特徴

• 新しいマウスピースに交換した直後に痛みが出る

• 装置が口内を傷つけることは少ない

• 痛みは比較的軽めで、2~3日で収まることが多い

💡 痛みを和らげるポイント

✔ 新しいマウスピースに交換する夜は、痛み止めを飲んでおく

✔ 強い痛みが続く場合は、装着時間を少しずつ増やす(ただし医師の指示に従う)

✔ しっかりと装着することで、痛みが軽減されることもある

マウスピース矯正の痛みは、新しいマウスピースに交換するタイミングで強くなりやすいですが、ワイヤー矯正よりも痛みの程度が軽いと言われています。

スマナビ先生

「痛くて装着をサボる」と治療が遅れてしまうので、しっかりと決められた時間装着することが大切です!

5. 食事と生活習慣の工夫

矯正治療中は、食事や生活習慣を少し工夫するだけで、痛みを和らげることができます

特に、お子さんが矯正を始めたばかりの頃は「何を食べさせればいいの?」「日常生活で気をつけることは?」と不安になりますよね。


5-1. 痛みを軽減する食事の選び方

矯正中の痛みが強いときは、硬いものを噛むのがつらくなることがあります。

そんなときは、歯に負担をかけない食事を選ぶのがポイントです!

✅ 矯正中におすすめの食事

• 柔らかい主食:おかゆ、雑炊、うどん、柔らかいパン

• 消化に良いおかず:豆腐、卵料理(スクランブルエッグ、茶碗蒸し)、白身魚

• 痛みが強いときに◎な軽食:ヨーグルト、プリン、バナナ

• 温かいスープ類:ポタージュ、味噌汁、シチュー(具は柔らかく)

はるか先生

逆に、矯正治療中に避けたほうがいい食べ物もあります。

🚫 避けるべき食べ物

• 硬いもの:フランスパン、ナッツ、せんべい

• 粘着性のあるもの:キャラメル、ガム、餅

• 装置に絡まりやすいもの:繊維の多い野菜(セロリ、ほうれん草)、海苔


5-2. 日常生活での注意点

矯正中は、食事だけでなく日常生活にも少し気をつけることで、痛みを軽減することができます

✅ 日常生活で意識すると良いこと

• 食後は歯磨きをしっかりする

→ 矯正装置には食べカスが詰まりやすいので、食後はできるだけ歯磨きをしましょう。

• 寝る前のマウスピース装着は慎重に(マウスピース矯正の場合)

→ マウスピースを新しく交換する日は、寝る前に痛み止めを飲んでおくと、寝ている間に慣れることができます。

• ワイヤーが当たる部分に矯正用ワックスを使う

→ 痛みが強い場合は、歯科医院でもらった矯正用ワックスを使って対処しましょう。

はるか先生

特に、お子さんの場合は「痛いから装置を外したい!」と言ってしまうこともあるかもしれませんが、装着時間を守ることが大切です。しっかりサポートしながら、痛みを最小限に抑える工夫をしていきましょう!


6. 矯正治療後の痛み

「矯正が終わったら、もう痛みは感じないの?」

「リテーナー(保定装置)をつけるときも痛みがあるの?」

矯正治療が終わると、痛みの不安もなくなると思いがちですが、治療後に軽い痛みを感じることもあります


6-1. 治療終了後の痛みの有無

矯正治療が完了すると、装置が外れてスッキリしますが、その後も軽い痛みを感じることがあるんです。

✅ 矯正治療終了後に痛みが出る主な原因

1. リテーナー(保定装置)による違和感や締め付け感

2. 歯がまだ安定していないための軽い動き

3. 歯茎や骨が矯正治療後の状態に適応する過程

💡 どんな痛み?

• リテーナーをつけた直後に軽い締め付け感がある(でも数日で慣れる)

• 取り外し式のリテーナーを長時間つけなかった場合、再装着時に少し痛むことがある

• 矯正装置を外した後、数日間違和感を感じることがある

💡 痛みの持続期間は?

通常、矯正装置を外した直後の痛みは、数日~1週間程度で落ち着くことがほとんどです。

リテーナーを正しく装着し、歯を安定させることで、痛みを感じることも少なくなっていきます。

🔹 こんな時は歯科医に相談!

• リテーナーをつけると強い痛みを感じる(1週間以上続く)

• 歯がズレている感じがする

• リテーナーが歯茎に食い込んで痛い

スマナビ先生

治療が終わっても、「この痛みは普通なの?」と不安になることはあるかもしれません。痛みが強すぎたり長く続く場合は、歯科医院に相談するのが安心です!


6-2. 後戻りと痛みの関係

矯正治療が終わっても、歯は元の位置に戻ろうとする力(後戻り)が働きます

後戻りが起こると、リテーナーをつけたときに痛みを感じることがあるんです!

✅ 後戻りが進むと痛みが出る理由

• 歯が動いてリテーナーがキツく感じる

• リテーナーを長時間つけずにいると、歯が少し戻ってしまい、再装着時に痛みを感じる

• 後戻りを防ぐためにリテーナーの調整が必要になることもある

💡 リテーナー装着時の痛みを防ぐためのポイント!

✔ 指示された装着時間をしっかり守る(後戻りを防ぐために重要!)

✔ 長時間外さない(外す時間が長いと、再装着時に痛みが出ることがある)

✔ もし痛みを感じたら、無理に長時間つけず、少しずつ慣らしていく

「後戻りのせいで矯正し直し…」というケースもあるので、リテーナーの管理はとても大切!

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この記事を書いた歯科医師

略歴:
国立大学歯学部卒業
国立大学大学院卒業
歯学博士取得
日本矯正歯科学会認定医取得
矯正歯科医として10年以上にわたり矯正治療に携わる。現在も現役の歯科医師として診療に従事

このサイトでは、矯正治療に関する正しい知識をわかりやすく解説し、矯正治療を検討中の方、治療中の方、その保護者の方の不安を少しでも軽減できるよう努めています。矯正治療の流れや費用、治療の選び方など、疑問や不安に寄り添いながら詳しくお伝えしていきます。

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